こんにちは !
花粉症は多くの方が悩まされる疾患ですよね。
春だけでなく、春から秋にかけて色々な種類の花粉に体が反応して、くしゃみや鼻水、頭痛、目のかゆみなど、ありとあらゆる症状がでます。
そういう私はまったく鈍感で、年に2回くらい水のような鼻水が出ることがありますが、それが続くことはなく、自分では花粉症でないと思っています。
花粉症の症状より重いアレルギー反応の原因
ところが娘はとてもひどい花粉症で、アナフィラキシーショックがでる程の反応があります。
小学四年生のころから、ゴールデンウイーク前になると急に目がかゆくなって学校に行けないくらい、かゆがる時がありました。
そんな時は朝一に眼科に行き、目薬をもらってから学校に遅れて行きました。
それが年々ひどくなっていき、高校生になって自転車で通学していたら、急にのどがしまるみたいになり、苦しかったと訴えることがありました。
また、学校の授業で体育をしていたら同じように苦しくなった…ということもありました。
初めはなんでそうなるんだろう ?? と全くわかりませんでしたが、とりあえずアレルギー内科に行ってみることにしました。
しかし血液検査をしても、そこまでひどい症状が出るようなものは見つからず、喘息でしょう。と伝えられました。
実は息子は喘息もちで、喘息の症状がどのようなものかは知っているつもりでしたので、これは違うなと思い、いろいろとネットで検索しました。
すると、なんと、花粉症がでる時期に、その花粉症の人が食べると体が反応してしまう野菜や果物があったのです!!
スギ → トマト
シラカンバ → りんご・桃・さくらんぼ
イネ科 → トマト・すいか・メロン・オレンジ
ヨモギ・ブタクサ → すいか・メロン・セロリ
例えば、スギ花粉に反応してしまう人は、トマトを食べると唇や舌、口の中やのどにかゆみやしびれなどがあらわれる、という感じです。
これは、スギ花粉の時期だけとなります。
口腔アレルギー症候群
花粉症を患っている方が、特定の果物や野菜を食べた後に、口の中やのどの粘膜にアレルギー
反応を引き起こす症状が出ることを「口腔アレルギー症候群」といいます。
また、加熱して食べる場合は、たとえその時期でもこの症状は出ないことが多いです。
口腔アレルギーを起こす果物や生野菜のアレルゲンは、熱に弱いためです。
花粉症の方には花粉のアレルゲンに対するIgE抗体があります。
果物や生野菜のアレルゲンは花粉のアレルゲンと構造が似ているので、IgE抗体が反応し、口腔内でアレルギーが起こるということです。
娘のようにアナフィラキシーショックに近い症状を訴えることもあるという事がわかり、私は食事に気をつけ、娘が生で食べないようにしました。
その後、娘が耳鼻科に行くことがあり、先生にそんな症状が出たことがあると話したところ、その先生は花粉症の人が反応する果物や生野菜の件について知っておられました。
また、娘は運動をしていてもそのような症状が出ることから、前回とは違うアレルギー内科を受診しました。
その先生は息子の喘息の時にもお世話になった先生ですが、娘のパターンは珍しいと、他のアレルギー専門の先生にも相談したそうです。
娘はそれらの食べ物を花粉の時期には控えること、運動も控えること、いざという時のために喘息の時に使用する吸入器とエピペン ( アナフィラキシーショックが出た時に打つ注射 ) を携帯することになりました。
アレルギーは本当に怖いです。
体格や体質が変わる思春期にひどくなったり、逆に息子のように成長と共に喘息が治ってきたり。
人それぞれですが、知識として知っておくといいと思います。
花粉症の時期に ん ? おかしいな ? と思うことがあれば、一度調べてみてください。
皆さまの参考になれれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。