こんにちは
今回は、娘がずっと言っていた謎の症状について書いてみます。
小学校低学年の頃、元気に走り回っていましたが、いつしか捻挫のような症状をうったえることが多くなり、でも捻挫ではないような…、よくわからないことが続いたので病院を何軒かはしごしました。
何軒かまわったのですが、どの先生もあまり見たことのない症状と言い、結局はっきりとした原因もわからず、いまは娘も亡くなってしまい…
いま考えても、何が原因だったのか…。
ただの成長痛とは思えないし、疑問が残るだけですが、何かの参考になればと思い記録します。
関節が抜けるような感覚
小学生の頃から、走っていると急に足のつけ根からスコーンと抜けるような感覚があり、何度もこけそうになったというのです。
それは、足のつけ根の時もあれば、足首でおこることもあり、いつの間にか自然に戻っている事もしばしば。
最初は脱臼のような感じかと思いましたが、本当の脱臼のように腕や足をその関節に入れる(?) 戻す (?) ようなことはした事がありません。
抜ける感覚はあっても、自然に戻るのです…
足首の場合は、捻挫かと思って見てみると、少しだけ腫れていて、患部を冷やしていましたが、翌日か翌々日には普通に戻っていました。
何度か整骨院や整形外科に通いましたが原因はわからず、足の下にタオルを敷いて足の指でたぐり寄せるトレーニングをしてみたり、治療に電気を使ったりしましたが、根本的な対策にはなっていませんでした。
体育や走ることがわかっている日には、テーピングサポーターを足首に巻いて関節を固定し、学校に行っていました。
足がしびれる
娘は中学生になり、吹奏楽部に入部しました。
楽器はフルートを吹いていました。
3年生の頃、イスに座っていると片足がしびれると言うようになりました。
しびれるという症状は、足のどこかの神経に関わっていることなので、すぐ整形外科に行きました。
フルートを吹く時の姿勢は、イスの全部に座る訳ではなく、少しずらした状態で体がななめに向く感じなので、体幹がずれて、それが神経にさわるのかなと素人の私は考えました。
でも、その整形外科の先生からは、梨状筋症候群だと言われました。
梨状筋症候群とは
坐骨神経は、骨盤から出て足へ向かいますが、その際、骨盤の出口のところで、梨状筋という筋肉とのトンネルを通ります。 この筋肉は通常柔らかいのですが、負担がかかって硬くなってしまうと、おしりに痛みを起こしたり、側を走る坐骨神経をつぶしてしまいしびれがでてきます。 このような病気を梨状筋症候群といいます。
ちなみにその梨状筋症候群は、自衛隊のような特別な訓練を受けている人に多く、筋肉が発達するので痛みが出て、痛みに耐えられず退職する人もいるとのこと。
娘は体育以外に運動はしておらず、体型はややぽっちゃりしていたので、そこの筋肉だけが発達しているとは考えづらく、なんとなく納得がいかずに、大きい病院の整形外科に行ってみました。
その先生からは、梨状筋症候群だとは思わないと言われ、次に神経系の科にまわされました。
神経科の先生も、症状を聞いてもそのような事は今までないと言われ、何が原因か全くつかめませんでした。
対策
学校のイスに長時間座ることも辛いということで、低反発の座布団を学校に持っていき、それを敷かせてもらうよう許可をとって、なんとか痛みをやわらげました。
部活に行く時もその座布団を持参して移動しました。
お風呂あがりに、たまにおしりの筋肉をほぐしてみました。
しかし根本的な原因はわからないので、娘も不安が大きかったと思います。
他の人と何が違うのだろうと考えますが、娘が生まれて初めて抱っこした時、一番に感じたのは、「やわらかい」「ふわふわしてる」という感覚です。
男の子を生んだ次に女の子なので、そう思ったのか分かりませんが、本当にふわふわした感覚で女の子ってこんなに柔らかいんだなぁと実感したのを覚えています。
それでも成長と共に、女の子らしいやわらかさもありながら、筋肉もちゃんとあり、意外に足も速かった。
今でも、あの症状は何だったんだろうと考えます。
何かの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。