【子育て】思春期の男の子。離婚して後悔。父親の存在の大きさを知る

男の子の思春期は、早い子は9歳頃から14歳頃までが一般的だそうですが、長ければ16歳頃まで続く場合もあるそうです。

なぜ思春期の子は不安定なのか調べてみると、成長ホルモンや性ホルモンの分泌が盛んになり、体は大人の体へと急速に変化し、第二次性徴も始まるそうで、性的な衝動や攻撃的な衝動が高まり、みんな落ち着きがなく、そわそわ、イライラし始めるそうです。

体の変化とともに、自分でもよくわからない状態になっているのでしょうね。

息子の反抗期

うちの息子の思春期は高校生になってからでした。

中学校生活では部活と塾と遊びで忙しく活動していましたが、特に不安定だと思うことはありませんでした。

それまでは家から近い友達と同じ学校で生活するのとは違って、電車やバスを使い遠くの高校に通学し、仲のよい友達も行く高校はバラバラになっているので、通学と友人関係と勉強などのストレスで疲れている印象が強かったです。

体もこの頃になって、ぐっと大きくなりました。

高校生活は楽しい!というより、苦しいと感じている方が多かったような気もします。

息子だけでなく娘たちも同じような感じで、通学に疲れ、勉強などやる事も多く、疲労困憊…。

私から見て、高校三年間はどうしても超えなくてはいけない課題が多い時期のように感じています。

息子の反抗期は、私の離婚とともにやってきました。

息子が高校 2年生の夏でした。

 

離婚

タイミングが本当に悪かったと思います。

ただでさえ思春期は気持ちの変化が激しく自分をコントロールできない時期なのに、子供にこんな人生の試練を経験させて、何度も後悔しました。

しかしその時の私にはそこまで考える余裕がなく… 

夫の不倫が発覚したのち家庭内別居をしていたのですが、毎日夫のごはんも作り、私は子供と食事はしますが、急いで食べて先にお風呂に入り、すると夫が部屋から出てきて子供と食事をするという日々に、私の心はボロボロで、もう少し忍耐力があればよかったのですが、このままでは自分が病気になるのではないかと思いました。

そんな生活をいつまで子供に見せるのか、このままではよくないと思っていました。

夫には、このままの状態を続けるなら、調停をすると筆談で伝えました。

それでも変わらない不誠実な夫の姿に、これ以上夫婦関係を続けることは無理だと思い、調停を申し込みました。

そして調停が始まり、約 4か月後に離婚。

一番安らぐはずの家の中がそのような状態では、子供の心はもちろん不安定になります。

もし離婚するとなると、自分はどちらの親についていくことになるのか、そんな事も考えますよね。

だんだんと言葉も荒く、私にも妹にも反抗的な態度になりました。

 

父親の存在

離婚してわかったことは、男の子にとって、父親は必要な存在なんだと思いました。

それは父親でなく、祖父でもいいのです。

身内にあたる自分より目上の男性が、思春期の男の子にとってはとても重要な存在となることを思い知らされました。

うちのように母子家庭になったとしても、祖父がいれば同じ男として生きるお手本にもなり、自分より人生経験豊富な偉大な存在として頼れたのでしょうが、私の父はその時すでに他界していましたので、私の母と娘の本当に女ばかりの家族でした。

それなのに、息子から父親を離してしまった私。

息子の心はしだいに荒れ、学校も休みがちになり、イライラを私や娘にぶつけるようになりました。

ちょっとした事で喧嘩ごしになったり、不良少年のように上から目線でどなってきたり。

夜、寝ようと布団に入ると何かと文句を言ってきて、眠い私はイライラして叱るも、ただの喧嘩になり、あっという間に一時間たち、娘たちもなかなか寝れない。

また、私がお風呂に入っている時も、娘と喧嘩したのかリビングから大声が聞こえ、何があったの?! とバスタオルを巻いて急いであがるということも何回か。

女の私が怒ったところで、身長も体格も私より大きい息子には何の意味もなく、男親の必要性を感じさせられました。

 

反抗期が終わる転機となったこと

そんな日が続き、私の母が見かねて息子を一か月預かろうという話になり、息子と少し別居しました。

母の家は近くにあるので、お弁当だけは私が毎日作りました。

それからいつの日かまたうちに戻ることになり、しばらくすると高校 3 年生、いよいよ就職について色々考えないといけない時期になりました。

私は息子が持って帰ってくる求人情報をじっくりと見て、ネットで情報を調べ、選ぶアドバイスを伝えたりしました。

母も含め三人で真剣に考え、第三希望まで学校に提出しました。

その中で、第二希望の会社に就職試験が申し込めることになり、息子は面接に行き、見事合格をいただいたのです。

いま思うのは、真剣に息子と向き合う・寄り添うことによって、息子も変わり、今ではその会社に就職して大満足していますが、何度も言われるのが、「母さんがあの時ネットとかで一生懸命調べてくれたから本当に良かった。ありがとう。」という言葉です。

お互いに少し離れて生活したあの時間もよかったでしょうし、自分は放ったらかしにされてないと確認できたことが彼にとって良かったのでしょう。

子供たち一人ひとりにその対応が必要だと思いました。

なかなか日々の忙しさで目が行き届かないのですが、寄り添って一緒に考えるということは、すごく大切な事かもしれません。

 

まとめ

うちのような思春期に離婚というパターンの方は少ないと思いますが、反抗期の時の親の対応もさまざまで、そっとしておくのがいいのか、しっかり向き合って話すのがいいのか、難しいところです。

何が正解かわかりません。

しかし、決して突き放しっぱなしにせず、しっかり向き合う事も必要だと思います。

反抗期は本当の姿ではなく、ホルモンが大きく影響しているので、そんな時期の子供さんを見捨てないであげて下さい。

この時期を過ぎると、きっと見違える程に成長します!

悩み多きお父さま・お母さま、もう少しです!共に頑張りましょう!!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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