【離婚】迷われている人へ まず知ってほしいこと(離婚届不受理申出・養育費)

私は何年か前に離婚しました。

偶然にも夫の不倫を知り、家庭内別居が続いたのちに、調停離婚をしました。

離婚も珍しくない時代になりましたが、いろいろな人の話を聞くと、意外に夫婦の話し合いをしないまま離婚をしている人が多いことに驚きました。

どうしても夫婦としてやっていけないと思ったら、別居または離婚という形をとらざるを得ません。

まずは、離婚を考える前に、どのような選択肢があるのか、いろいろ考えてみましょう。

夫婦の形はいろいろとあるので、知識をもって適切なものを選択してほしいと思います。

 

離婚を考える前に

まず、そもそも離婚までは考えてないけれど、関係改善しなければ、この先長くは続かないと思われてる場合、“円満な夫婦関係を回復するため” の話し合いをする場として、家庭裁判所の調停手続きを利用することができます。

 

申立先

・相手の住所地の家庭裁判所

必要な費用

・収入印紙 1200円

・切手代(家庭裁判所に確認)

必要な書類

・申立書 1通(家庭裁判所にあります)

・夫婦の戸籍謄本 1通

 

申し立て後、家庭裁判所から申立てた人と申立てられた人宛てに、調停期日の指定と呼び出し状が双方に郵送で届き、1ヵ月先ころに最初の調停が行われます。

急にその郵便物を見ることによって、相手の人との関係がギクシャクする事は逆効果なので、申立てる時には相手にも伝えておいた方が良いと思います。

第三者が間に入ってくれることにより、お互いの率直な思いが伝わり、円満な夫婦に戻れるかもしれません。

それが出来れば最高に良いですね。

 

 

離婚の現状

実際、離婚をされた方の約 9割が「協議離婚」だそうです。

協議離婚とは、夫婦二人で話し合い、お互いに合意することをいいます。 

しかし現状、協議もできずに離婚している人も多いと思います。

理由はそれぞれですが、離婚前の夫婦は、顔も見るのも嫌、同じ部屋の空気を吸うのも嫌、という状態になっている事も多いですからね。

なので、どちらかが逃げるように家を出ていく人も多く、きちんとした話し合いができないまま、離婚届だけ記入してお別れというパターンも多いようです。

そうなると、子供がいる場合、養育費の話もできないままとなってしまい、実際に子供を育てる親が、経済的に大変な目にあうこともよくある話です。

離婚となると、最後はお金の問題が大きいのですが、幸いにもうちの場合は家庭内別居になったので、離婚までの時間はあり、調停で離婚が決まってから主人が家を出て行ったので、養育費は決まった金額を毎月もらえて助かっています。

 

離婚届不受理申出

私も離婚を考えた時にいろいろ調べて初めて知ったのですが、相手が勝手に離婚届を出す可能性がある場合は、手続きをしておきましょう。

自分がまだ離婚をするかどうか結論を出していないのに、協議もしないまま離婚届を出されると、その後の事について決めないままとなると、子供やお金のこと全てが曖昧になり、困ります。

財産分与を避ける為に勝手に出す人もいるようです。

そうならない為に、手続きしておく方が無難です。私も提出しました。

申出先

 ・本籍地の役所戸籍係(最寄りの役所に提出すると本籍地の役所に送付してくれる)

用意するもの

 ・離婚届不受理申出 用紙

 ・印鑑

有効期限

 ・6ヵ月 

必要なら6ヵ月おきに新たに申請すれば大丈夫です。

 

養育費の計算

いま離婚を考えている方はまず、ご自分の収入や貯金で離婚しても生活できるかを計算して下さい。

そして、子供がいらっしゃる方は、養育費をいくら貰えれば生活できるのかが重要かと思います。

2003年の「判例タイムズ」1111号で、養育費・婚姻費用算定表(早見表)のガイドラインを公表しています。

また、離婚して「ひとり親家庭」になった場合には、児童扶養手当や医療費の助成など、様々な公的な支援もあります。

インターネットで調べたり、役所に電話して問い合わせてみましょう。

子育てはお金だけで解決できる問題ではありません。

一人の人間を育てるという事は、本当に大変なことです。

養育費を払う人はお金を払えば済むかもしれませんが、育てる人はそれ以上の相当な労力が必要です。

それに見合う費用を計算し、将来困らないために、しっかりと計画をたてましょう。

 

 

夫婦での話し合い

どうしてもこれ以上夫婦関係を維持できないと思った場合は、勇気をもって話し合いをしましょう。

その日に解決する問題ではありませんので、お互いに時間をかけ、離婚した場合の生活や子供について、じっくりと考える必要があります。

生活も大幅に変わりますし、それまでに築いてきた財産や親せきとの付き合い、子供への影響など、夫婦二人だけの問題ではない事もしっかり考えた上で、結論を出してほしいと思います。

そしてこの時の相手の様子を見て、関係改善にはならない、これ以上話し合っても和解も離婚もできないと思った場合は、調停申立てをおすすめします

私も、家庭内別居の生活を続けることは子供たちにも良くないし、このまま元通りの生活に戻すのは、今後もまた同じ事の繰り返しになると思い、結局、私は家庭裁判所に行き、調停を申し立てました。

離婚をするなら決める事

今はお辛いかもしれませんが、大丈夫です。

いろいろと知る事で心の準備もととのい、明るい未来を掴みやすくなります。

皆さまがこれからも幸せになれること、応援しています。

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